Colzafeuilleは当店独自の取り組みとして、
ハンディキャップを持つ方達とのコラボレーション作品を取り扱っております。
今回は第一弾として、
Li’iLi’i(リィリィ)という可愛らしい石鹸ブランドを当店にて販売させていただけることになり、
早速、当店のスタッフが製造現場の見学、インタビューに行ってきました。
↓まずはこれを見てください!↓
とても可愛いですよね~(^^♪
キャンドルやインテリアに見えますが実はこれ、2つとも石鹸なんです!
石鹸とは思えない可愛らしさで驚きました。
社員さんにお話を伺ったところ、
ハンディキャップのあるスタッフさんがこの石鹸の企画・製造を行っているとのこと。
思わず「本当に?」と思ってしまいました。
そんな思いを抱えたまま、後日、Li’iLi’iの製造現場を見学させていただけることになりました。
案内してくださったのはなんと、代表の神原様!代表直々に・・・
製造現場にお邪魔すると、「いらっしゃいませ、こんにちは!」と明るく大きな声が!
スタッフの皆さんが優しく挨拶をしてくださいました。
まず私が見学させていただいたのは、フルーツ系のパーツ作製現場でした。
レモンやグレープフルーツの柑橘類の皮も全て手作業で塗っているのです。
こうすることで機械では表せない、フルーツ断面のリアルさが作り出せるのだそうです!
(集中しているところをパシャリ)
また、その他のフルーツも見学させていただきました!
とても石鹸とは思えないクオリティー!そのまま食べちゃいたいくらいでした!
お次は、お花の製作ラインを見学させていただきました。
可愛い~!!!まるでアクセサリーのパーツのようですが、これらも全て石鹸です。
次に包装室へ。
包装作業もほぼ全てが手作業です。
見学をさせていただき、生産現場を去る際、
またもスタッフの皆さんが「ありがとうございました!」と言ってくださり、
胸がとても熱くなりました。
神原様は
「彼らの働きぶりを見ていると、自分も頑張らなくては、という気持ちにさせてくれる。自分の働き方を考える毎日ですよ。」
とおっしゃっていました。
Li’iLi’iのスタッフさんにインタビューもさせていただきました!
まず、お一人目はマグノリア(パーツ)作製をしていたなつきさん!
優しい笑顔が印象的でした。
★なつきさん 勤続年数8年目
-お仕事は何をされていますか?-
私の仕事内容はお花などのパーツ作製や、アイスキャンディーバーソープのセット、
ラッピング作業です。その中でもキウイのパーツ作りが得意です。
-どんな時にやりがいを感じますか?-
自分の作っている石鹸が完成した時、達成感が得られます!
初めての仕事を覚えるときは大変でしたが、自分が先輩の立場になって心がけていることは、
後輩が早く覚えられるよう分かりやすい説明をすることです。
-オススメの商品を教えてください。-
私のオススメ商品はアイスキャンディーバーソープのレモン&ライムとストロベリーです。
レモン&ライムは柑橘系のさっぱりした匂いが良いのと、ストロベリーは私が好きなのもあります。
二人目はなつきさんと同期のRさん!
とても話し上手で、その中に先輩の風格を感じました。
★Rさん 勤続年数8年目
-お仕事内容について教えてください。-
仕事内容はフルーツ系のパーツ作製、オレンジやライムの柑橘系の革塗り、
カップケーキソープの土台作り、クリームやフルーツの盛り付けです。
得意な作業はパーツ作製の中の果肉と皮の流し込みです。
-やりがいはどんなところですか?-
納期に合わせての商品作製は大変ですが、
香りが良いなどお客様の声を聞けるとやりがいを感じます。
-オススメの商品を教えてください。-
私のオススメはフルーツキャンディーソープバーのフルーツミックスです。
カラフルで見た目が可愛いのと、一つ一つの香りが違うので色んな香りを楽しめます。
三人目は笑顔が可愛らしいいちごさん!
★いちごさん 勤続年数2年目
-お仕事内容を教えてください。-
私の仕事内容はお花系のセット、カップケーキソープのコーティング、
レモンやライムのパーツ作製です。好きな作業はマーガレットの作製です。
-どんな時にやりがいを感じますか?-
可愛いものを作れたとき、達成感を得られます。
-オススメの商品を教えてください。-
フルーツキャンデイーバーソープのシトラスオレンジは香りが良くて好きで、
カップケーキソープのフルーツ系は見た目も可愛いです。
スタッフの皆さん、お忙しい中お話をしていただきありがとうございました!
★これからリィリィの商品を買っていただくお客様へ★
今まで商品を手に取っていただく方の中には、
ハンディキャップのある人たちが作ったものだから、
といった同情のような気持ちを持って買っていただくこともありました。
しかしLi’iLi’iの商品ができて、
様々なメディアを通して世間の皆さまから注目されるようになってからは、
可愛いらしいデザインや香りが良い等、商品自体の良さで買っていただいた後に、
実はハンディキャップのあるスタッフが製造しているというバックヤードを知る。
すなわち、純粋に商品を良いと思って買ってもらえることが多くなりました。
私たちの夢が叶えられ、本当に嬉しかったです。
ぜひLi’iLi’iの商品を手に取って、見た目だけではない、
石鹸としての使い心地の良さを肌で感じてください!
最後に、代表の神原様から。
皆さんは「障がい者」と共に働くことに対して、どのような印象を持たれていますか?
本気で自分たちと同じ仕事ができると思っている方が、
どれくらいいらっしゃるでしょうか?
私たちは福祉施設や福祉法人ではありませんが、
彼らが働きやすい職場環境の確保と継続的な就業を可能にする為に設立された
特例子会社です。福祉を学んできたことのない私は、会社を設立する際、
各所で主催されているセミナーや講習に参加し、
障がい者との接し方について、一から叩き込まれました。
抽象的な表現や漠然とした作業指示は通用しないと。
しかしながら、彼らとともに日々全ての作業を一緒に行っている私は、
ある間違いに気づきました。
「彼らにできないことはない」のです。
最初は理解が難しく作業が進まない彼らにも、
理解してもらえるような表現の工夫や分かりやすい言い回しをすることで、
きちんと作業ができるのです。
「できないはず、わからないはず」と決めつけるのは、健常者の努力が足りないか、
最初から彼らの心に飛び込むことを諦めているだけだと私は思います。
新しい仕事や難しい作業をこなしたことが彼らの自信となり、
彼らの心に私たちと同じく給料をもらっている納税者としての自覚が生まれ、
次なる分野へのチャレンジ精神を旺盛にするのです。
自分もいつ障がい者になるかも分かりません。
そのとききっと、もっと働きたい、もっとできるのに、もっと信じて
と考える人は多いのではないでしょうか。
彼らは私たちと何も変わりません。
私は彼らの将来に無限の可能性を感じています。
彼ら一人ひとりに夢があります。その夢を叶える為に、
私たちは「品質」にこだわったより良いモノ作りへの飽くなき挑戦と努力を惜しみません。
心と心が線で繋がった関係=「LinkLine」
私たちは、彼らの社会的な「自立」を目指し、
働くことの「喜び」を一緒に分かち合いながら、
これからの日本社会への大きな一歩を共に歩んでいきます。
株式会社リンクライン
代表取締役 神原 薫
皆さん、お忙しいところ本当にありがとうございました!